まめサヤ日記

おいしいアンコになる為にサヤの中で日々奮闘中

成長するって何だろう 1

自分で言うのも何だが…私は超箱入り娘だったと思う。

両親が結婚してからなかなか子どもが出来ず、7年してようやく生まれた一人っ子。

父はバリバリ働き不自由ない生活を与えてくれたし、母は世話焼き気質で何から何までやってくれた。30になるまで同居して、その間私は本っ当に何もしない、出来ない子だった。

30を過ぎてまだ結婚しない私は、申し訳ないのと窮屈なのとで一人暮らしがしたいと申し出た。実家暮らしで貯金も出来てたし、少ないけれどお給料もらえる仕事もあった。だがしかし、実家を出て暮らす場所を探しそこへ引っ越すまでのプロセスが全然わからない。そして親の方も、結婚しないのがたまにキズぐらいにしか考えていなかったのだろう、とんでもない発想で娘の希望を叶えた。

実家は大規模マンションの一室である。そのマンションの別室を買い、そこに私を住まわせたのだ。私は晴れて一人暮らし、両親は自分の目の届くところに娘を置いておける。丸く収まったわけだ。「鉄筋コンクリート箱入り娘」の誕生。

 

一人で暮らすと言うことは、当然自分で全てをやるってこと。掃除、洗濯、炊事…

掃除は今でも苦手だが、人間ホコリでは死なないの信念?で必要な時しかしない。洗濯はそんなに苦じゃない、片付けるのが苦手なだけ。一番困ったのは炊事。少ないお給料じゃ外食や出来合いばかりでは生活出来ん。これでも一応高校大学と家政科に居たんだけど、調理実習は皿洗い担当。それでも薄っぺらい知識をそ〜っと引っ張り出してチャレンジした。失敗しても自分にはね返るだけだからね。そんなこんなで数ヶ月過ぎて思ったよ。

お母さん、今までありがとう、ごめんなさい🙇‍♀️

自分がいかに大切にされ、甘ったれてたかを知った30歳…30年の間に出来上がったモノはそうそう簡単に変わらないと、この先折に触れ思うことになるのだ。