まめサヤ日記

おいしいアンコになる為にサヤの中で日々奮闘中

楽あれば苦あり

母が老人ホームに入居して4ヶ月。予想外の事が多すぎて(いや、私の予測が甘かった)精神的に疲れてる😓そこにこの暑さ、いろいろ気力が削がれる(涙)

前の記事に書いたように母は精神的な不安定さが更に増している。

 

waraikomame.hatenablog.com

メンタルの薬の内容が変わったり、職員さんが特に報告が必要と思う事がある時には電話をくれる。あくまでもそれが仕事の一環だから電話をくれるのだけど、少なからず母の遺伝子が入っている私には「厄介な奴と思ってる?」「そのうち追い出されちゃう?」とか思ってしまうわけで。そんな自分もイヤで仕方ない。向こうは仕事、業務連絡!!と心に強く言い聞かせる。あぁ神様、私にもう少し鈍感力を…

 

そんなわけでやる事、やりたい事は目の前に山ほどあるのに手をつけられずに毎日ダラダラ過ごしている。気が向くと夕方からゴソゴソ動き出す。掃除をしたり整理をしたり。あまりいい傾向でないのはわかってる。義母の介護の時、夕方にしか外に出られなくなった。介護家族教室で、それは鬱の入り口に立ってるから明るい時間に外に出ろと言われた。今回も似たようなもの。でも介護する人が居ないだけマシ。幸いなことに旦那も息子も内容はどうあれご飯が出てくれば文句は言わない(心の中はどうだかわからないけど)。だから今は時間に関係なくしたい時したい事をする。もちろん家族が寝る時間は私も寝る💤

 

自分から外に出るのは億劫でも誘われれば行く。母が居なくなった分身軽にはなった。ゆっくりとしたランチや1日お出かけなんてのもOKに。昨年LINEで大学時代の友だちと繋がった。今年会おうとなって場所が決まったらあれよあれよという間に日が決まって…子どもも成人して家族の世話はサラッとすれば良い環境は皆同じようで、何ヶ月後なんていうより1週間後の予定はどう?なんて方が案外すぐに決まるようだ。20年ぶりくらいなのに気負わず会える仲間が有難い。

上はGWのはとバスツアー、下はつい最近の牛久ツアー。もうすぐ還暦のオバさんズだけど、心は女子大生(笑)

そんなこんな楽しい思いをしていれば反動もあるわけで。

母の面会は本音を言えば月1回にしたいところだけど、精神不安定が振り切っちゃってるから月2回に今のところはしている。これ以上は私が無理、壊れる。それでも行く度気が重くなる話を聞かされ、担当の職員さんも一緒になだめすかし、日用品の在庫を手早くチェックして次回来る日をカレンダーにデカデカと書き入れて逃げるように出る。穏やかににこやかに日常の会話をしたいだけなんだけどな。

母はいつからこんなにネガティブになったんだろう。私が学生の頃の母は本を読むのが好きで古典文学の勉強サークルに入っていた。もっと前、小学生の頃は作文のサークルにも入っていた。少なくとも専業主婦ではあったが趣味があり外にも出て行く人だと思っていた。父と一緒ではあったが旅行にも結構行っていたし海外も数回行って、家で中学生の基礎英語を勉強していた。今も気が向くとテキストを眺めている。

そういう好きな事、趣味を継続するのは難しいのかな?でも世の中そういう高齢者も沢山いる。楽しいと思える事をもっと沢山持っていなかったから?今居る場所で見つけようとか思わないのか?疑問はたくさん浮かぶが解決法はわからない。気力の問題なのかもね。

自分もいずれ母と同じように歳を取ったらわかるかもしれない。でも母のようにはなりたくない。理想論かもしれないけれど、今のうちに楽しいと思える事、やりたい事、沢山心に貯金をして婆さんになってもその時出来る笑顔でいられる事をやって行けたらいいな。

一方母は何を心に隠しているかはわからんが、家に帰りたいと言う。もちろん在宅介護に戻るのは無理だし、福祉用具も解約したので外泊も無理。外出ならばなんとか…イヤだけどさせてあげられそうなので、お盆に1日連れ帰ることにした。お寿司とケーキでも買って食べさせて、父の墓参りをさせよう。気分転換になればこれからのホームでの生活も多少変わるかな?

しばらく月2回の面会は続きそうだけど、これからの季節の楽しみがホームの近所にはある。それは梨!梨街道という名の国道に直売所が並んでいる。先日暑かったけどドンヨリした気分のままでは精神衛生上良くないので初物の幸水をゲットして帰った。秋までいろんな品種が続くのでそれを楽しみにホームに行くとしよう。

人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄の如し、暑さ寒さも彼岸まで…

楽しいこと苦しいことを繰り返す今をそのうち懐かしく思い出す日が来るのかな。その日は楽しいことだけをしている私でありたいな。